仕事手帳活用術~A5サイズをエレガントに使いこなす
ASHFORDがお届けする手帳活用術。
今回は前回に引き続き、手帳の選び方、効果的な使い方書き方を
この方にレクチャーしていただきました。
ビジネスに活躍するシステム手帳サイズ、A5サイズでのご紹介です。
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文具ライター 小日向 京 さん
「趣味の文具箱」に文具記事を連載、著書に「考える鉛筆」「惚れぼれ文具 使ってハマったペンとノート」がある。システム手帳歴は30年超というロングユーザー。
A5でA4書類をハンディに、エレガントに
システム手帳に各種あるサイズのなかから、今回は「A5」サイズに注目してみます。
「A5は大きいな…」「鞄が重くなるかしら」という不安は、使う前のこと。
実際に使い始めてみると、その便利さにA5システム手帳が手放せなくなるはずです。
たとえばこちらの「シルフ」は340gと軽く、
ソフトな牛革は書類をしっかりと守ってくれ、持ち運びも快適です。
このトープ色は、オンラインストア限定色。
やさしい色みは、軽やかに仕事をこなす気持ちになれそうです。
A5サイズのシステム手帳を使う大きな利点のひとつに
「身の周りのA4書類を綴じる」という用途があり、
これには穴あけパンチが活躍します。
この穴あけには簡易版のリフィル型をしたものもありますが、
なんといっても多用してほしいのがこちらの本格パンチです。
このパンチは、使い心地抜群!
一度にあけられる紙枚数は2~3枚と商品案内には書かれており、
これは紙の厚さによっても変わりますが、
なんといっても「サクッと美しい穴をあけられる」のが素晴らしい点です。
紙の繊維が出ていないスパッと切れた穴は、
繰り返しリングの中でページをめくられても丈夫で破れにくく、長持ちがします。
穴をあける作業も楽しくなること間違いなし。
「何か穴をあけて綴じるものはないのか…」と身の周りの紙を探したくなること必至です。
プロジェクト進行中に手元に置いてサッと参照したい書類は、
このように穴をあけて綴じておくと便利です。
縮小コピーしても読めるような書類ならば、
A4を横並びに2枚並べたものを縮小コピーして、半分に折り穴をあけて綴じるのも一案ですね。
そんな時にこのパンチをデスクに常備しておけば、A5綴じもいたって気軽。
スケジュールやノートリフィルとともに、快適な仕事の動線ができ上がります。
他のA5システム手帳ジャケットを見てみましょう。
こちらの「ルガード」は重さ430g。
先に挙げたシルフに比べると重量感はありますが、そのぶん重厚感も増します。
牛ショルダー革が使用されたルガードは、
ショルダー革特有の首のシワ部分がトラ目になって現れているところが特徴。
ベルギーのタンナーで鞣し加工が行われ、水染めが施されています。
このルガードを手に、ここぞというプレゼンへ挑みたくなりますね!
ルガードは大容量の25mmリング。
そのリングには、内側に装着するペンホルダーも付いています。
リングの内側空間をペンホルダーに使えるのは省スペースにも役立つという、
「できる」システム手帳なのです。
そして、収納力といえば「ヨーク」が秀逸です。
張りのあるイタリアンレザーは丈夫なのに厚みを感じさせず、
外側にポケットが多数用意されている機能的なジャケットです。
重さは410g。
写真のようなスカーフと合わせて、颯爽と小脇に抱えたくなるシックなブラウン色です。
カードケースや名刺入れを入れておくのにぴったりな表紙と、
裏表紙にもポケットがふんだんに用意されています。
ちょっとした紙片をスピーディーに仮置きしたい時に、効果を発揮してくれそうですね。
ジャケットを開くと、内側は柔らかいヌバック革。
この「外側ハード/内側ソフト」のコントラストが、
A5サイズのシステム手帳を軽快に見せ、
かなりの紙片やリフィルを収納していても厚ぼったい印象を与えません。
ここまでに挙げたA5システム手帳は、
すべて500mlのペットボトルよりも軽いと思えば、
中身はいずれにしても持ち運びたいものを綴じているわけですし、
A5サイズの重いイメージも一気に払拭されるのではないでしょうか。
続いてA5サイズに合わせて使いたいリフィルは、ファスナーホルダーです。
このサイズはCDもぴったり入る優れもの。
何枚か用意して、文具小物や仕事関連のものをその場に応じて使えます。
A5サイズは容量もあるので、
ジャケットに綴じない時にはこのように化粧ポーチとして使うことも多々あり。
このままバッグに入れて使い、中身を出したら、
ファスナーホルダーはまたジャケットの中へ保管し、別の用途に使う…というのにも便利です。
最後に、前述の穴あけパンチのA5使いでおすすめしたいのが「包装紙のリフィル化」です。
日ごろ「これはいいなあ」と思ったお店の包装紙などを、
なんとなく取っておくけれども使い途がない、
でも捨てるのには惜しい、という時があるものです。
そういう時には、好きな構図でA4やA5サイズにカットして、パンチで穴をあけます。
すると、このようになり…
こう綴じる、というわけです。
ただこれだけのことですが、ためておくよりはすっきりリフィル化することで生きてきますし、
システム手帳が包装紙ギャラリーのようになって、
ノートページの区切りとして挟むのにも重宝します。
A5システム手帳の魅力を感じていただけましたでしょうか。
書類はハンディにまとめ、エレガントに持ち運ぶ。
そんな道具は、日々の仕事を楽しく、意義深いものにしてくれることでしょう。